はじめに
最近PC音ゲーの波を勝手に感じ始めているしーなです。
DJMAXがブルアカとコラボしたり、大手配信者がDJMAXをプレイし始めたり、Arcaeaの開発元であるlowiroがPC音ゲーのリリースを告知するなど…最近PC音ゲーに興味が出てきたという方も居るのではないでしょうか。
しかし、PC音ゲーの環境設定は少しややこしく、なかなか思うように快適にプレイできない方も居るのではないかと思います。例えばティアリングやカクつきが発生したり、残像が発生するなど…もしかしたら、気付かないまま不適切な設定でプレイしている人もいるかもしれません。
この記事ではPC音ゲーをプレイする際に確認すべき設定について解説していきたいと思います。
思ったより長くなりそうだったので、今回はグラフィック関連の設定について解説していきます。
音声・判定調整周りの設定やキー配置の設定などについては別途解説予定。
筆者のPC環境について
はじめに自分の今使っているPCのスペックを簡単に紹介しておきます。
- CPU:Ryzen5 5600X
- GPU:GeForce RTX3060Ti
- RAM:32GB
大体4~5年前のミドル~ミドルハイスペックくらいですが、音ゲーはそれほどスペックを必要としないゲームなのでこれでも十分快適にプレイすることができます。
ディスプレイについて
ディスプレイはLGのUltraGear 27GN800-Bを使っています。
音ゲーを快適にプレイしたいなら、やはり120hz以上対応のゲーミングディスプレイを使うのをオススメします。描画が滑らかで目が疲れませんし、映像の遅延も少ないため判定が掴みやすくなると思います。
音ゲー目的で買うときに見るべきポイントは以下です。
- リフレッシュレート:120hz以上、高ければ高いほど良いが120以上はそこまで違いは無いのでコスパはそれほど良くない
- 応答速度:理想は1ms以下、小さければ小さいほど良い
- 機能:G-SYNC対応
詳細な選び方は長くなりそうなのでここでは解説しません。ちもろぐとかを見ると良いと思います。
自分は27インチを使ってますが、24インチの方が目が疲れなくて良いかも…
グラフィックの環境設定について
グラフィックの環境設定は見るべき場所が多くて実は結構ややこしいです。ゲーム内の設定以外にもグラフィックボードの設定、ディスプレイの設定、OSの設定など…
ゲームや環境によっても最適な設定が微妙に異なる場合があるのですが、恐らく多くの場合に最適になりそうな設定を紹介していきます。
色々試行錯誤しながら設定していったのでもしかたら中には不要な設定も含まれているかもしれませんが、少なくとも自分の環境ではDJMAXを始めとする多くのPC音ゲーで残像感が無く低遅延な映像出力が実現できている設定を紹介します。(INFINITASやコナミゲーでは若干違う部分があるかも)
NVIDIAコントロールパネルの設定
NVIDIAのグラフィックボードを使っている場合、デスクトップで右クリックするとNVIDIAコントロールパネルというのがあると思います。ここからグラフィックボードの各種設定を行うことができます。

G-SYNCを有効化する

G-SYNCに対応のディスプレイを使っている場合、G-SYNCの有効化を忘れずに行っておきましょう。
ティアリング(映像の同期ズレ)を防ぎつつ、遅延も低減することができます。
ちなみに、ゲーム内でGSYNCが適用されているかを確認するには、NVIDIAコントロールパネルの メニューから「表示」→「G-SYNCとの互換性インジケーター」をオンにします。

この状態でゲームを起動すると、G-SYNCが適用されている場合ゲーム画面右上に小さく「G-SYNC」という緑色の文字が表示されます。

スケーリングの設定

「スケーリングを実行するデバイス」をGPUではなくディスプレイに設定しておきましょう。
諸説ありますが、GPUだと遅延が発生するらしいです。環境にもよるみたいですが、基本的にはディスプレイにしておいたほうが無難そう。
3D設定

プログラム設定から設定を変更したいアプリケーションを選んで下さい。(画像はDJMAXの例)
音ゲーで弄るべき部分は以下の4つです。
- モニターテクノロジ:G-SYNCとの互換
ティアリングの発生を防ぐため、G-SYNC対応ディスプレイを使用しているならG-SYNCを使う設定にしておきましょう。
- 低遅延モード:ウルトラ
遅延は少ないほうが良いので、可能な限り遅延を少なくする設定を選びます。
- 垂直同期:オン
垂直同期については諸説ありますが、G-SYNC環境下であれば「オン」にするのが正解です。G-SYNCはモニターとグラボのレンダリングレートを同期する技術なので、そもそも垂直同期がオンになっていないと意味が無いはずです。
「高速」を選んだほうが良さそうに思えるのですが、自分の環境では「高速」にするとBGAが表示されなくなるなど不具合が起きたため、「オン」にしています。
- 電源管理モード:パフォーマンス最大化を優先
グラフィックボードの性能を最大限引き出すため、パフォーマンス最大化を優先にしておきます。
実際音ゲー程度の動作であればそこまで必要無い気もしますが…
OSの設定
見落としがちなのですが、OS側でもグラフィックに関わる設定がいくつかあります。しかも設定場所が散らばっていて分かりづらいという…
ここではWindows10での例を紹介します。
設定->システム->ディスプレイ->グラフィックの設定

「可変リフレッシュレート」をオンにしておきます。
要はG-SYNCや同等のテクノロジーを有効にする設定で、NVIDIAコントロールパネル側で設定していればこちらの設定はあまり関係無い気もするのですが、念の為オンにしておきます。
設定->システム->ディスプレイ->表示スケールの詳細設定
恐らくDPIが100%以外に設定されているときにOS側でよしなに補正を掛けてくれる機能だと思うんですが、音ゲーにおいては残像感が強くなるなど悪影響が出る場合があったためオフにしています。
恐らく後述するアプリごとのプロパティ設定が優先されるので、こちらは別に変えなくてもよいかもしれませんが、念の為オフにしています。
プロパティ->互換性
ゲームの実行ファイルを右クリックしてプロパティを開きます。
「互換性」タブの「全画面表示の最適化を無効にする」をオンにしておきます。
次に、「すべてのユーザーの設定を変更」ボタンを押します。

「高DPI設定の変更」を押します。

「高いDPIスケールの動作を上書きします」をオンにし、拡大縮小の実行元を「アプリケーション」にします。
120fps以上にしているにも関わらず残像感が出ている場合、この設定で解消される場合があります。
ディスプレイ本体の設定
ディスプレイ本体の設定は機種によって設定方法が異なると思うのですが、確認すべきポイントをいくつか解説します。
HDMI2.1以上、もしくはDisplayPortで接続する
割と見落としがちな部分ですが、HDMI接続では2.1以上でないとG-SYNCに対応していません。
自分の使っているUltraGear 27GN800-Bではディスプレイ側がHDMI2.0規格なので、DisplayPort接続でないとG-SYNCが有効化できません。
このように一見G-SYNCに対応しているように見えても接続方法によって使えなくなってしまう場合があるので要注意です。
HDMIは規格がややこしく、ディスプレイ側・PC側が対応していなかったりケーブルが対応していないと機能が使えない場合があるため、よく分からなければ基本的にはDisplayPort接続の方がオススメです。
G-SYNCを有効にする
FreeSyncとかAdaptive-SyncとかVRR(可変リフレッシュレート)とか色々呼び方はあるのですが、同じものと思って大丈夫です。
PC側で有効にしたので、当然ディスプレイ側でも有効にしておく必要があります。
応答速度の設定を調整する

これもディスプレイによって呼び方が異なる場合があるのですが、なるべく応答速度が早くなる設定にしておきます。
「オーバードライブ」という名称の場合もありますが、その場合はオーバードライブが高い(強い)ほど応答速度が早くなります。
ただし、オーバードライブを高くしすぎると逆にゴーストが発生し残像感が生まれてしまう場合もあるようです。
設定を調整しながら、残像感が生まれない範囲で応答速度が早い設定にしておきましょう。
ゲーム内の設定
ようやくゲーム内の設定に移ります。ここではDJMAXを例に解説します。

- ディスプレイモード:お好みで(フルスクリーンが無難ではある)
自分はフォーカスを外す度に解像度が変わってグチャグチャになるのが嫌なのでBorderless Windowed(仮想フルスクリーン)にしていますが、基本的には通常のフルスクリーンの方が動作は安定しやすいと思います。
仮想フルスクリーンの場合に残像感が出てしまう場合は、恐らく前述の高DPI時の設定で解消されます。
- フレームレート:無制限(Unlimit)
ここもよく勘違いされがちなのですが、G-SYNCの機能を活かすにはゲーム側のフレームレート設定は無制限にする必要があります。
G-SYNCによってグラボとディスプレイ側で最適なリフレッシュレートに自動で調整されるため、ゲーム側でフレームレートを固定してしまうと意味が無くなっていまいます。
- NVIDIA Reflex Low Latency:ON+BOOST
これはゲームによって対応していたりいなかったりしますが、設定できる場合は基本的にオンにしておくと良いと思います。
おわりに
PC音ゲーの環境設定解説、グラフィック編でした。
環境によって一部最適な設定が変わる場合もあるかもしれませんが、恐らく確認すべきポイントはほとんど網羅できているかと思います。
この記事を参考にしながら、自身の環境に最適な設定を探してみて下さい。

